記憶喪失の少年と、賞金稼ぎの娘っこの日記。
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きもちわるい、きもちわるい、きもちわるい、きぶんがわるい。
先ほど見えた終焉を思い出す。否、思い出してなどいない。
忘れることが、出来ないのだ。
道行く、ひと、ひと、ひと。ひとのむれ。
その全ての、殆どのひとの目にその終焉がうつる。
おんなじエンディング。同じ終わりかた。ひとりとして、違う終焉がみえない。
頭が痛くなる、眩暈がする。
人の終焉をみて、気分がこんなにも悪くなったのは初めてだ。
吐き気を覚えながら、受け取った小包の紐を解くと、さらに小さな小包が落ちた。
拾い上げてよく見ると、お茶の葉だった。
そこで、やっと差出人の名前を見た。そこまで余裕がないつもりでは、なかったのだけれど。
手紙を見て、思わず苦笑いをしてしまった。
(ああ、また心配を掛けてしまった。)
そんなに顔に出ていたのだろうか、と。ちょっとばかり後悔した。
落ち着こう。決戦の日は近いのだ。
お茶の準備をしていると、玄関が勢いよく開く音が聞こえた。
「ベガさま!」
「…、……リンシィ」
彼女の赤い瞳と視線がぶつかる。
彼女のまっすぐ、凛とした瞳からは、そのエンディングは見えなかった。
「……、…君は、そのままでいておくれ」
「何のことデスか、ベガさま?」
「なんでもないよ」
やはり、困ったように笑みを零す。
少し安心した自分は、まだまだ子供だと思い知った。
荷物がちゃんと届いたようでなによりだ。
実は、お前さんに3日以内に答えて貰うバトンを送ってた。
罰ゲームは、おいちゃんと呑む事だけど
お前さんは未成年だから、お酌してもらうからな♪
酔っ払ったおいちゃんはな、実は抱きつき癖があるんだ。
だから覚悟して置けよー。